障害児が通う「放課後等デイサービス」で、利用する小学生への虐待と給付費の不正請求があったとして、京都府京都市は9月28日、同市で4施設を運営する「プレイズコンフォート」(福井県福井市)に対し、約1450万円の返還を求め、4施設の指定を取り消すと発表した。取り消しは10月31日付。

 京都市によると、同社の事業所「くるみの森山科3号店」(同市山科区)で、関西地区マネジャーの40代の女性が小学生の頭部を平手でたたいたほか、「おまえや、うるさい」などと不適切な発言をした。事業者側は指導の一環としており「虐待の認識が市とは異なる」と否定している。

 京都市内の4施設で児童発達支援管理責任者が不在の期間があったのに、虚偽の書類を提出するなどして2016年6月から今年3月に給付費を不正に受け取ったとして、加算金を含め約1450万円を返還するよう求めている。また、4施設を利用している約60人の児童について、ほかの施設での受け入れ調整を事業者責任で取り消し期日までに行うよう指導した。

 17年5月に虐待の疑いがあるとの通報があり、市が実地指導。今年3月以降にも同様の通報があったため特別監査を実施し、隠し撮りされた映像や職員の聞き取りから虐待があったと判断した。

 同社のホームページによると、同社は福井市内で同様の放課後等デイサービス2施設を運営している。

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