福井県警本部=福井市大手3丁目

 証券購入のトラブルを回避する名目で福井県福井市の80代女性が現金計約4300万円をだまし取られた事件で、福井県警捜査2課、福井署と警視庁、神奈川、石川県警の合同捜査本部は9月26日、詐欺の疑いで東京都板橋区、無職の女(47)を逮捕した。女は特殊詐欺グループの「受け子」役とみられ、捜査本部はグループが全国から約4億円をだまし取ったとみて捜査している。

 逮捕容疑は、氏名不詳者らと共謀し、今年1月下旬ごろから3月中旬ごろまでの間、証券会社の社員などを装って福井市の80代女性に複数回電話し「証券購入に関して名義貸しをしたことによる問題を回避するためには現金が必要」「差し押さえられる前に家にある現金をいったん預かるが必ず返還する」などとうそを言い、現金約2200万円をだまし取った疑い。

 福井県警捜査2課によると、詐欺グループは東京都北区のビルから電話をかけ、女がグループから指定された都内2カ所のマンションで7回にわたり、宅配便で送られてきた現金計2200万円を受け取った。現金は駅構内のコインロッカーに入れ、1回当たり報酬1~2万円を得ていた。女は「金に困ってやった」と容疑を認めている。

 捜査本部は8月に「かけ子」役など男4人=詐欺罪で起訴済み=を逮捕している。

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