自転車少年男子1000メートルタイムトライアル決勝 大会新記録の1分4秒942をたたき出し優勝した福井の市田龍生都=9月27日、福井県福井市の福井競輪場

 【福井しあわせ元気国体(福井国体)自転車少年男子1000メートルTT】

 最終コーナーの入り口だった。終盤の一番きつい場面でクラスメートの大声援が耳に入った。自転車少年男子1000メートルタイムトライアルの市田龍生都(科学技術高校)は「諦めかけていた自分を奮い立たせた」。渾身の走りで1分4秒942の大会新記録。優勝が決まると、小林郁弥監督と抱き合って雄たけびを上げた。

 全国高校総体王者として臨み、レースは自分との戦いと理解していた。「大会新、自己新を狙っていた」と市田。課題のスタートも克服し、リラックスした状態から飛び出した。「過去一番の出来」。好ダッシュを決め、みるみる加速した。

 「600メートルまでは自分の領域」と言うだけあり、天性のスプリント力を発揮した。800メートルは51秒690で通過。「最後の半周がきつかった。でも応援の力ってすごい」。ホームストレートを疾走し、1分5秒の壁を突き破った。

 ゴール後は体に力が入らず、芝生の上で大の字になって最終組の結果を待った。小林監督は「前日までにチームスプリントを2本走ったので後半大丈夫かなと思っていたが、不安を一掃する走りだった」とたたえた。

 成年男子なら4位に相当する記録で全国高校2冠を達成し、地元国体で団体、個人2種目制覇。まだ2年生。将来が楽しみなスプリンターは「次は日本ジュニア新記録を出したい」と高らかに宣言した。

福井市
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