台風24号の接近で、9月30日の競技中止を知らせる掲示板=9月27日、福井県高浜町の若狭和田マリーナ特設会場

 大型で非常に強い台風24号の接近により9月27日、福井しあわせ元気国体に影響が出始めた。福井県高浜町の若狭和田マリーナ特設会場で開かれるセーリングは、30日の競技中止を決定。他競技でも日程短縮などの対応が検討されている。来県者をもてなす催しは一部取りやめに。天皇、皇后両陛下をお迎えする行幸啓の県担当者も影響を心配している。

 セーリングは30日~10月3日に4種別全10種目で各6レースを行う予定だった。30日の中止により、レース数を減らすなどして対応する。成年男子470級の出道耕輔選手(若狭高職)は「自然相手なので仕方がない。レースは少なくなるが、これまで準備してきたことをやるだけです」と話した。高浜町国体実行委員会によると、2日目以降は台風の状況を見て開催を判断する。29日のトライアルレースと開始式も中止した。

 あわら市の北潟湖特設コースで30日~10月3日に開かれるカヌースプリントは、市や競技団体が日程短縮を視野に協議中で、28日に対応を決める方針。弓道は28、29日の公式練習を取りやめた。30日からの高校野球は、前日夜か当日朝に実施の可否を判断する。ソフトボールやボートは29日の監督会議で対応を話し合う。

 県は県庁舎壁面のプロジェクションマッピングを30日は中止すると決めた。物産・飲食イベントは、29日から敦賀市内の各競技会場で予定していた「はぴねすマルシェ」が10月1日まで閉鎖。福井市の福井運動公園内の「はぴりゅう広場」も、県大会推進課は「30、1日は閉鎖せざるを得ない可能性が高い」とし、出店者への連絡に追われた。

 30日から1日にかけて天皇、皇后両陛下と秋篠宮家長女の眞子さまが国体に合わせ県内を訪問される予定。27日午後5時現在で予定の変更はないが、県の担当者は「今後の状況をみて、判断していくしかないのではないか」と説明。日程の繰り上げや中止もあり得るとし、情報収集などに当たっている。

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