福井国体自転車男子チームスプリントで優勝し、笑顔を見せる福井の岸田剛(左)寺崎浩平(中)市田龍生都=福井県福井市の福井競輪場

 【福井しあわせ元気国体(福井国体)自転車チームスプリント男子】

 信じてつないだ走りの先に逆転優勝が待っていた。エース寺崎浩平が栄光のゴールを切ると、岸田剛がチームメートと抱き合い、市田龍生都はうれし涙を流した。自転車男子チームスプリントの福井は決勝で強豪大分を破り、今国体の福井県勢優勝第1号。「地元のバンクで勝てて最高」。快速トリオはほっとした表情で喜びに浸った。

 レースは3人が隊列を組み、400メートルバンクを3周する。前日の予選で大会新記録を出し、「自信をつかんだ」と市田。決勝は最強を証明するためのレースだった。

 いかにいい形で寺崎につなげるか。高校2年の市田も大学2年の岸田も役割を自覚していた。3人が好スタートを切り、市田は「1走として完璧な仕事ができた」。1周目はわずかにリードされたが、2走の岸田は「後ろの寺崎さんを信じてつなぐ」とスピードに乗って差を縮めた。

 「最後は任せろ」。そう言い続けてきた24歳の寺崎は3周目も全開だ。リードを奪い、トップスピードを持続してフィニッシュ。レース後、吐き気をもよおすほど全てを出し切った。

 昨年の愛媛国体は同じメンバーで9位。1年で一気に頂点に駆け上がった。決勝も1分14秒316の大会新を出し「市田と岸田の成長が大きかった」と寺崎。先輩の背中を追って強くなった市田は「走りも気持ちもつなぐことができた」。個人種目に弾みをつけ、チームふくいの快進撃が加速しそうだ。

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