「アイライブボックス」を立ち上げたときの画面

 コンクリート2次製品製造販売の丸高コンクリート工業(福井県越前市矢船町、谷口裕朗社長)は、災害時の企業向けの安否情報確認システム「ilivebox(アイライブボックス)」を開発した。自分が置かれた状況や今後の行動予定を簡単に入力できるのが特長で、会社や家族との情報共有に役立つ。

 同社は河川の氾濫や土砂崩れなど災害に特化し、予防や復旧に使われるコンクリートブロックを製造している。災害に関連した新たな事業として開発した。

 会社がシステムを導入し社員を登録することで、社員が発信する安否情報を一元的に管理できる。スマートフォンやタブレット端末、パソコンにインストールして使う。

 災害が起こったとき、社員がスマホなどでアプリを立ち上げると、まず「あなたは?」という質問に「無事」「けが」「救助求む」の選択肢がある。次に「まわりは?」について「安全」「少し危険」「大変危険」から選ぶ。最後に「これから?」に対し「家にとどまる」「会社に移動する」などを選んで送信する。シンプルな作りのため簡単に答えることができ、一人一人の状況が迅速に会社に伝わる。

 加えて、各社員がシステム内に独自のグループを作り、自分の家族らを登録する機能もある。家族らもアプリをインストールし、安否情報を発信できる。家族の情報はグループ内で共有されるが、会社には見られない。社員にとっては会社が導入したシステムによって、会社に自分の状況を伝えると同時に、家族の安否確認にも利用できる。

 10月から利用開始の予定。導入の費用は無料で、会社は登録した社員1人当たり、月100円の利用料がかかる。

 同社の担当者は「福利厚生の一環として導入してもらいたい」とし、企業や団体、自治体に売り込んでいく考えだ。問い合わせは同社=電話0778(24)1234。

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