死去した元原利文氏

 元最高裁判事で弁護士の元原利文(もとはら・としふみ)氏が21日午後8時50分、脳腫瘍のため神戸市の自宅で死去した。87歳。兵庫県高砂市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は長男智文(ともふみ)氏。

 最高裁判事として、小選挙区比例代表並立制が初導入された96年衆院選の「1票の格差」訴訟判決で「人口格差が2倍以上になれば投票価値の平等が侵害される」と反対意見を述べた。

 裁判官の表現の自由が争われた98年の分限裁判で、積極的な政治運動を理由とした仙台地裁判事補(当時)の戒告を妥当とした決定で「判事補の言動は積極的政治運動に当たらない」と反対意見を表明した。

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