障害のある人らが支援を求めやすくするため作製されたヘルプカードと啓発ポスター=9月19日、福井県庁

 人工関節や内部障害など、外見から不自由な状態が分かりにくい人たちのため、福井県は9月25日から、かばんなどに付けて援助や配慮が必要なことを周囲に知らせる「ヘルプカード」を配布する。福井しあわせ元気大会(全国障害者スポーツ大会=障スポ)開催前に導入し、障害のある人への理解と思いやりの心を広げる。

 カードは縦約5・4センチ、横約8・5センチのプラスチック製。トレードマークは、赤地に白の十字とハートをデザインした東京都考案の「ヘルプマーク」を採用した。7月現在で17道県が「ヘルプカード」を導入している。県内では初となる。

 カードの表には「あなたの支援が必要です」というメッセージを記し、裏面には名前や住所、血液型、緊急連絡先、かかりつけ医療機関、支援してほしい内容を記載する。

 義足や人工関節を使用している人、心臓病などの内部障害のある人、難病患者、妊娠初期の女性などを対象とし、障害者手帳や母子健康手帳の所持は問わない。千枚を作製し、県庁や県内の健康福祉センター、県社会福祉センター(福井市)など12カ所で希望者に無料配布する。

 県障害福祉課は、カードを身に付けている人を見掛けた場合▽電車やバスの席を譲る▽困っていれば声を掛ける▽災害時に援助する-などを呼び掛けている。福井国体・障スポ会場や公共交通機関などでポスターを掲示し、県民に周知する。

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