結成4年目に突入し、福井でのライブを増やしていきたいと意気込むラチエンブラザーズの吉田弦さん(左)と黒宮雅斗さん=福井県坂井市丸岡中

 「路上で出会いファンになってもらった方たちに支えられ今がある」―。福井県坂井市丸岡町出身の吉田弦さん(30)と新潟県妙高市出身の黒宮雅斗さん(29)のアコースティックデュオ「ラチエンブラザーズ」が結成4年目の道を歩み始めた。路上ライブを原点に歌唱力と感性を磨き、着実にファンの裾野を広げてきた。2人は「年齢を重ねても丸くならず、元気が出る曲をつくって歌い続けていきたい」と意欲を語った。

 2015年4月に結成し、直後から都内中心に路上ライブに打ち込んだ。最初は誰も足を止めてくれなかったが、昨年1月まで地道に約200回をこなし、着実にファンを増やしてきた。「ワンマンライブで200人を集められなかったら解散」とデビュー時に誓い合ったが、今春の都内でのワンマンライブでは、約500人が会場を埋め尽くすまでになった。

 吉田さんの母校丸岡中学校では、学園祭の一環として凱旋ライブが開かれた。約600人の後輩たちを前に熱唱、「夢を持って、頑張ろう」とエールを送った。最後は生徒たちもステージに上がり大盛り上がり。「後輩らの声援やノリはすごく力になった」と吉田さん。全国からファンも駆け付け会場は熱気と一体感に包まれた。

 今夏に3枚目のシングル「StayGold/色彩/薔薇の舞」をリリースした。「StayGold」は軽やかなリズムで「自分らしく輝き続けよう。僕たちは必死に夢を追い掛けている。だからみんなも頑張って」というメッセージを込めた。「色彩」は失恋のバラードで、失ってから気付かされる大切な人の存在を歌った。「薔薇の舞」はロック調で、舞台で共演した主人公の女性をイメージした。

 11月21日に初のアルバムをメジャーレコード会社を通じて出す。愛と勇気を“合体”させたタイトルの「LoBrave」に、ライブで人気のオリジナル曲など8曲を収録。プロモーションビデオが同19日から2週間、福井市のハピテラスの大型ビジョンで流れる。同26日には念願だった、国内最大級のライブハウス「Zepp東京」(約2700人収容)のステージに立つ。

 吉田さんは「これまで都内でのライブが多かったが、今後は路上ライブのように、いろんなところに出向いて歌っていきたい。何より故郷の福井の人たちに、もっと僕たちの音楽を知ってもらいたい」と話している。

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