ベスト型の耐刃防護服を身に着けて交番の前に立つ警察官=9月20日、福井県福井市大手2丁目の駅前交番

 今年6月の富山県富山市や9月19日の宮城県仙台市の交番襲撃事件を受け、福井県警は交番43カ所、駐在所93カ所の安全対策を強化している。突然襲撃された場合でも相手との間合いが取れるよう、交番によってはカウンターや机の配置を変更。全11警察署の幹部が交番を巡回し、耐刃防護服の常時着用を再徹底している。

 警察庁は19日、全国の警察本部に耐刃防護服の常時着用を指示したが、福井県警地域課によると、県内では富山の事件以前から交番勤務の警察官は常時着用している。このほか、近くの交番同士で連携するなどし、特に夜間、できるだけ2人以上で勤務するよう指示している。

 富山の事件では、交番で警察官が刺殺され、奪われた拳銃で近くの小学校の工事警備員が射殺された。男が交番裏口付近で警察官を刺したことを踏まえ、福井県警は裏口を原則使用禁止にした。福井署幾久交番など近年開所した交番は、不審者が簡単に奥へ侵入できないよう、カウンターの横に簡易扉を設置している。

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