福井県の高浜町役場

 福井県の高浜町が2017年度の後期高齢者医療保険料特別徴収分(年金天引き分)のうち、還付すべきだった121人分計約110万円を還付し忘れていたことが9月20日、町への取材で分かった。還付すべき対象者の確認を後回しにしていたため。町は本年度の後期高齢者医療特別会計で本来還付すべき金額を補正予算案として提案しており、9月定例町会で可決され次第、対象者に還付するとしている。

 同保険料の納付は、支給される年金から天引きする特別徴収と、自分で納付する普通徴収に分かれる。特別徴収での保険料は、前年の所得が分かるまで前年度の2月分の保険料を基に仮算定し、1年間の半分となる4、6、8月分を徴収する。前年の所得が確定する7月に本算定を行い、1年分の保険料を計算する。

 本算定額が仮算定の徴収額を上回っていた場合は、本算定額から徴収額を引いた額を残り3期で納付することになる。反対に仮算定額が本算定額を上回った場合は、その差額を納付者に還付することになっている。

 町住民生活課によると、通常なら年度末までに還付処理を行うが、還付対象者の確認を後回しにし、処理しないままにしていた。還付処理は専用のシステムを使うといい、担当者が1人で担っていた。該当者は昨年度の同保険料納付の対象者1662人のうち121人。

 同課の松崎邦雄課長は再発防止策として「システムを扱える担当者を増やすほか、チェックを徹底する」としている。

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