福井県あわら市北潟の「あわら北潟風力発電所」の風車=2018年8月24日

 福井県あわら市波松の山林に、東京の民間事業者が風力発電所の整備を計画していることが9月19日、分かった。出力計6900キロワットとなる風車3基を設置する計画。今後、騒音や景観に配慮した自主的な環境影響評価(アセスメント)を行い、来年9月に着工、2020年の運転開始を目指している。

 同日開かれたあわら市議会全員協議会で、市が明らかにした。

 整備を計画しているのは、ジャパンウィンドエンジニアリング(東京)。あわら市によると、建設予定地は同市波松の集落の西側。越前加賀国定公園や農業振興地域にはかからないという。

 3基合わせた想定年間発電電力量は1500万キロワット時で、一般家庭で4千世帯を賄える。運転期間は20年6月から40年5月までの20年間。総事業費は約25億円。風車は高さ約130メートル、羽根の直径約80~100メートルを予定している。

 市によると、波松の風力発電所整備を巡っては、同市のあわら北潟風力発電所を運営しているジェイウインド(東京)が11年2月に計画したが、東日本大震災の影響で断念。その後、坂井市の事業者が事業を引き継いだが再び断念した経緯がある。

 ジャパンウィンドエンジニアリングは、10月に住民説明会を開く予定。同社は、あわら市を含め、26年までに全国5カ所で風力発電所の運転を計画している。

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