たけふ菊人形公演で「感動を届けたい」と話す瀧登有真さん(右)と穂香めぐみさん

 9月28日に開幕する「2018たけふ菊人形」のOSK日本歌劇団のステージに、今年4月に入団した越前市出身の瀧登有真(たきと・ゆうま)さんが初出演する。古里での舞台を前に「自分がOSKから夢や希望をもらったように、今度は皆さんに感動をお届けしたい」と意気込んでいる。

 同市出身の瀧登さんは大学生だった2014年、菊人形公演「愛の翼」に魅了され「私も絶対にこの舞台に立ちたい」と入団を志した。教育学部で学び、卒業後は小学校教諭への進路を思い描いていたが心機一転。全く経験のないバレエや歌の練習を始めた。

 15年11月のOSK日本歌劇団研修所の入所試験までわずか1年ほど。家族の支えや、あこがれの団員の存在を原動力に「短い期間だったからこそ毎回のお稽古に集中できた」そうで、見事一発で合格。夢の舞台に向け踏み出した。

 声楽や演劇、ダンス、朗読などを2年間みっちり学び、今年3月に入団試験に合格した。初舞台となった大阪の公演で観客の歓声や拍手を受け、念願の場所に立ったことを肌で感じ「この気持ちを忘れずにいこう」と誓ったという。

 菊人形公演は男役としてステージに上る。「武生で舞台に立て本当にうれしい。地元の人に恩返しできるように、上級生の背を見て頑張ります」と目を輝かせる。同じく越前市出身で13年に入団した娘役の穂香めぐみさんは「私たちのように公演を見て入団を希望する人が増えればうれしい。2人で市の宣伝をしていきたい」と話した。

 たけふ菊人形を担当する市商業・観光振興課の黒田千華課長は「瀧登さんと穂香さんの2人が、菊人形公演のトップになる日がきたら最高ですね」と期待を込めた。

 39回目となる菊人形公演はレビューショー「ガーシュウインナイト」。米国の作曲家ジョージ・ガーシュウインの名曲を取り入れた歌やダンスを総勢13人で届ける。

 観劇は1~3回券があり2千円~5千円(菊人形館入館券付き)。中学生以下は無料。27日まで越前市のシピィやアル・プラザ武生、全国のコンビニ端末で販売している900円の「早得券」は、千円分として各種チケット購入時に使える。

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