魚醤由来のアミノ酸を加えた野菜類の活力剤「植物剛健プラス」

 種苗開発・販売の福井シード(本社福井県福井市開発5丁目、井村裕治社長)は、サバの魚醤由来のアミノ酸を加えた植物の活力剤「植物剛健プラス」を商品化した。野菜の発育を促し、病害虫に対する抵抗能力を活性化する作用があり、強い植物を育てることができるという。

 同社は「カニ殻を肥料にすると作物が元気に育つ」という福井の伝承農法をヒントに、カニ殻から取れるキチンオリゴ糖、キトサンオリゴ糖を配合した「植物剛健」を3年前に商品化。野菜類の根の発育を促進する作用を確認している。

 「もっと野菜を強く、元気に」との思いで取り組んだ新商品は、両オリゴ糖を含む従来品に、福井県立大が開発したアミノ酸の含有量が多い魚醤を加えた改良版。アミノ酸は植物本来の抵抗能力を活性化し、病害虫の被害低減に威力を発揮するという。

 同社によると、魚醤にはもともとアミノ酸が豊富にあるが、食塩を多量に含むため肥料としての活用はなかった。ただ、福井県立大が手掛けた魚醤は食塩を添加しておらず、野菜栽培への応用が可能になった。魚醤独特のにおいを低減した上で、同社が行った試験では、芝生の生育促進作用のほか、コマツナの葉肉の厚みが増したり、トマトのうどんこ病の発生が抑制されたりといった効果があったという。

 商品は千倍に薄めて使う。価格は500ミリリットルで税別4200円。家庭菜園でも使いやすいよう、希釈したスプレータイプも販売を予定している。

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