イラスト・小林孝文

 「また指しゃぶってる…もう4歳なんだからやめてよね」。いつまでも赤ちゃんみたい、という親の気持ち、よく分かります。でもね、子どもとしては、わざと指を吸っているわけではないのです。寂しくなった、眠くなった、つまんなくてぼーっとした、頑張った後にほっとしたなんて時、本人も知らない間に思わず指が口に入ります。4歳以上の子は「指吸い」がよくないこと、よーく知っていますよ。

 ■手を使う遊びに誘って

 「えっ! 指入っちゃってるけどぉー」と言ってみてください。まずいと思っている子はすぐにやめます。保育園の先生たちの「指しゃぶりするひとはひよこさん(赤ちゃん)の部屋行くよ」という常とう手段(おどし文句?)もよく効きます。

 それでも直らない子は▽ハイタッチ▽手遊び▽お絵かき-など手を使う遊びに誘ってみては。いちいち面倒くさいけれど、毎回怒るより一緒に遊ぶ方が親の気分も楽です。

 ■乳児には大切な行動

 ちなみに、生後5カ月くらいの乳児の指しゃぶりは3、4歳の指吸いとは全く違います。「これはあたちの人さし指、ここはあたちのほっぺた…」などと自分の顔や体の地図を作っていく、発達する上でとっても重要な行動なのです。ただ、よだれでべとべとになるため、冬場にはしもやけになってしまうことも。眠ってから拭いてあげましょう。(津田英夫/福井県小児科医会)

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