開幕した企画展で展示された洋服を説明するコシノヒロコさん(左から2人目)=8月5日、福井県鯖江市まなべの館

 世界で活躍するファッションデザイナー、コシノヒロコさん(81)の感性を披露する企画展「COLORS アートとファッションの世界」(福井新聞社共催)が8月5日、福井県鯖江市まなべの館で始まった。本業のファッションや絵画などのアートに加え、眼鏡や漆器など鯖江の地場産業ともコラボして生み出されたコシノさんのデザイン作品が並び、来場者は斬新で独創的な世界に浸っていた。9月9日まで。

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 コシノさんはファッションデザイナーとして活躍する傍ら、近年はアートの創作も精力的に手掛けている。市や市教委が企画した今回の展示では絵画を中心に、えりすぐりのファッション19点、コラボ商品など計約180点を披露している。

 オープニングセレモニーには市内外から関係者約100人が参加した。牧野百男市長が「ファッションとアートの中で醸し出されるクリエーションを肌で感じ、感性をものづくりに生かすきっかけになれば」とあいさつ。コシノさん本人も登壇し「日本にはデザインを裏付けるしっかりとした技術がある。デザインの重要性も展示で知ってもらい、世界の鯖江になってほしい」と話した。

 会場にはコシノさんデザインの洋服を紹介する「ファッションの部屋」を開設。セーレン(福井市)のデジタル染色加工システム「ビスコテックス」による3点や大型タペストリーも掲げられた。

 また鯖江の地場産業とコラボした商品などを紹介するゾーンも設けられた。越前漆器にコシノさんが金色や銀色の彩色を施した作品や、市内の眼鏡メーカー「青山眼鏡」と共同製作した眼鏡もあり、訪れた人は足を止め見入っていた。友人と訪れた釜岩久美子さん(57)=福井市=は「年齢を感じさせない斬新なデザインばかりで感動した」と話していた。

 午前9時~午後5時、6日を除く月曜休館。観覧料は大人100円、子ども50円。問い合わせは同館=電話0778(51)5999。
 

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