「野党糾合の要に」と斉木武志代表が決意を語った国民民主党福井県連の設立大会=7月29日、福井県福井市のユニオンプラザ福井

 来夏の参院選に向け、福井選挙区では自民党現職の滝波宏文氏が再選出馬にのろしを上げ、共産党新人の山田和雄氏が出馬表明する中、旧民進党の勢力では候補者選びが進んでいない。今春に勢力が分裂し、それぞれが地固めから始める必要があるためだ。「支持母体の連合福井が定期大会を開く10月までが一つの区切り」との声も一部にあるが、立憲民主党県連合が正式に発足する8月下旬までは表だった動きはなさそう。10月までに擁立が間に合うかどうか見通しは立っていない。

 ■国民民主

 「夏の参院選を第一の目途に、野党を糾合する要になる」。7月29日に開かれた国民民主党県連の設立大会で、斉木武志代表は声高に宣言した。古川元久・党幹事長も「福井では斉木代表を中心として他の野党と話してもらい、候補者擁立を進めてほしい」と後押しした。関係者は「国民を核に、野党統一候補を立てようという決意の表れだろう」と推測する。

 国民は全国的に支持率が低迷し、民進党県連を引き継いだ国民県連も地方議員を3人、党員・サポーターを600人ほど減らした。それでも県連は衆院議員1人と地方議員10人を擁し、比較的地盤が安定している。

 しかし、国民県連の参院選に向けた対応は、前回の民主党県連時代と比べても遅い。前回は選挙1年前の2015年6月に選対委員会を開き、2カ月後の8月上旬には候補予定者と接触をしていた。その前回でさえ自前候補を擁立できなかっただけに、関係者は「早いに越したことはないんだが…」と気をもむ。

 県連の山本正雄選対委員長は「まずは党の認知度を高める必要がある」と苦衷を打ち明ける。関係組織と協議はしているが、選対委員会の開催予定はしばらくないという。

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