学生の滞在拠点となる民家の前で打ち合わせをする内山瞳さん(右)と竹内作左エ門さん=7月17日、福井県坂井市丸岡町山口

 福井県坂井市竹田地区で県内外の学生が共同生活しながらまちおこし活動を繰り広げるイベント「竹田Tキャンプ」。3年目の本年度は、同地区の日常の祝い事の盛り上げや納屋に眠る“お宝”の発掘など、七つのプロジェクトを展開する。同イベントの事務局は7月17日、福井新聞社などによる福井県に特化したクラウドファンディングサービス「ミラカナ」で活動資金の募集を始めた。「集まった資金で竹田を盛り上げたい」と意気込んでいる。

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 坂井市が2016年度に始めた竹田Tキャンプは、学生が8~9月と2~3月に竹田地区に滞在し、まちおこしや住民交流に取り組む。京都府内の学生を中心に初年度は10校32人、17年度は12校42人が参加した。今年2月の大雪時には学生が屋根雪下ろしの力にもなった。

 10校約50人が参加し8月6日に始まる本年度のテーマは「事(こと)」。誕生日や受験合格など住民の喜びを学生が一緒に祝う「いわい事」、納屋などに眠る農機具やピアノなどを再生し活用する「ひのめ事」など、七つの「事」にちなんだ活動を予定する。

 今回、ふるさと納税制度を活用したガバメントクラウドファンディングとして、坂井市がミラカナを使って活動資金を8月31日まで募る。ふるさと納税と同じように寄付者には税控除を受けられるメリットがある。目標額は50万円としているが、寄付型を採用しており、目標に届かなかった場合でも集まった資金は事業に充てられる。

 5千~10万円の5コースがあり、「お守り米」やフォトカードなどのリターン(返礼)を用意した。3万円以上の支援者には記念植樹もしてもらう。坂井市民はリターンが受けられない。

 Tキャンプ1期生として活動、現在は地域おこし協力隊として竹田地区に住み事務局を担う内山瞳さん(25)は「3年目を迎え、Tキャンプを軌道に乗せたい。特に高齢女性が参加できる催しを繰り広げたい」と意欲的。地域コーディネーターとして住民と学生を橋渡しする竹内作左エ門さん(70)=同市=は「継続性ある事業を展開してほしい」と期待している。

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