リマ近郊で開かれた裁判に証人として出廷したペルーのフジモリ元大統領=3月(共同)

 【ボゴタ共同】南米ペルー政府が昨年末、在任中の人権侵害事件で禁錮刑に服していたフジモリ元大統領(79)に与えた人道的恩赦について、米州人権裁判所(本部・中米コスタリカ)は15日、適切かどうかの判断をペルーの憲法裁判所に仰ぐよう政府に勧告する決定を公表した。憲法裁の判断次第では恩赦が見直される可能性も出てきた。

 政府などに、進捗状況を10月29日までに人権裁に報告することも求めた。決定は5月30日付。

 人権裁は北米や中南米諸国が加盟する米州機構(OAS)の関連組織で、上訴の制度はない。ペルーのビスカラ大統領は人権裁の決定を尊重する意向を示している。

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