初田敢容疑者の関係先から押収したテラサージ(手前中央)など=6月14日、福井県警鯖江署

 「着けただけで肩こりや腰痛が治る」などと効能をうたって未承認の医療機器を販売したとして、福井県警鯖江署と県警生活環境課は6月14日、医薬品医療機器法違反の疑いで熊本県熊本市、会社役員初田敢容疑者(52)と石川県金沢市、柔道整復師坂下文一容疑者(49)を逮捕したと発表した。同署は共犯関係の捜査のため認否は明らかにしていない。

 逮捕容疑は昨年8月中旬ごろから今年1月下旬ごろまでの間、国の承認を受けていない医療機器を福井県内在住者を含む4人にインターネット販売した疑い。

 同署によると、特殊な液体をチューブに入れ、手首や膝、腰などにアクセサリーのように装着する「テラサージ」と呼ばれる機器。液体は「珪酸塩鉱石を特殊な方法で液状化したものに、15年発酵したヨモギ液をブレンドした高波動液」とうたっていた。

 初田容疑者が代表社員を務める合同会社が販売。坂下容疑者は2016年3月からフランチャイズ契約を結んでいた。料金は装着する部位によって異なるが、1セット8千~1万4千円ほどだったらしい。初田容疑者は逮捕までの1年間で約500万円を売り上げ、坂下容疑者は今年2月までに45都道府県の約250人に販売、約500万円を売り上げていたという。

 医療機器としての効果を掲げて販売している状況をサイバーパトロールで発見。捜査を進めた結果、両容疑者の容疑が分かり、6月13日逮捕した。

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