sankakuのロゴが決まり、パンフレットも完成。スペースに集まる人を少しずつ増やしていきたい=17日、福井市中央1丁目の「これからビル」

sannkakuの黒板を使い、co-lab(東京)との連携の在り方を探る福井木守り舎のメンバー

 これからビル3階のコワーキングスペース「sankaku」(さんかく)のロゴマークが完成した。作者のデザイナー高木めぐみさん(28)=あわら市=は、sankakuのシェアオフィス6区画の“住人”の1人だ。

 ロゴは、16のカラフルな三角形の集合体。「一つ屋根の下に、いろんな人材が集まって新しい形をつくっていく感じ」でデザインしたという。直方体が浮き上がってくるようにも見え、「一つでは不安定な三角形が集まって力強さを増す、そんなイメージ」とはにかんだ。

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 東京で展開するデザイナーや建築家らクリエーター専用のシェアオフィス「co−lab(コーラボ)」を企画運営する田中陽明(はるあき)さん(45)=福井市出身=を8月中旬、訪ねた。6月の「リノベーションスクール@福井」で知り合った縁で、sankakuの運営に関わってほしいと依頼するためだ。

 田中さんはオフィス数カ所を案内しながら「ネット時代になっても、人がつながる実空間は必要」と強調した。co−labに会員登録するクリエイターは350人超。各オフィスでは会員同士が気軽にランチをしたり、議論したりする機会が頻繁に設けられていた。そこでの交流が、新たな商品や企画を生むチームづくりにつながっていた。

 古里福井の思い入れが強い田中さんは、sankakuの可能性を感じてくれ、「福井の未来に寄与したい人が集まる場所にしましょう」と連携を約束した。

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 福井市内の30代男性デザイナーは「県内のクリエイターはデザイナーが大半。1人で何役もこなしている」と話す。co−labが福井に少ない職種を補い、福井と東京の“連合軍”で仕事をしたら、どんな成果を生みだせるのか見てみたいという。

 例えば、県内商品のブランド化を東京のアートディレクターが統括する。コピーライトも東京の人材を使い、グラフィックやウェブ制作、写真撮影は福井の人材が担う—。そんな新しい仕事が形になるかもしれない。

 夢は膨らむが、まずは福井を楽しむ人をsankakuに呼び込むことが大切。18日夜のオープン記念イベントが、その第一歩となる。(高島健)

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