1日にオープンするコワーキングスペース「サンカク」=31日、福井市中央1丁目のガレリア元町商店街(杉本拓磨撮影)

 福井新聞の連載「まちづくりのはじめ方」企画班と福井市中心市街地の商店街有志でつくるまちづくり会社「福井木守り舎(きまもりしゃ)」は1日、同市のガレリア元町商店街にある空きビルを再生した「これからビル」の3階に、コワーキングスペース「サンカク」をオープンする。異なる職業の人たちが仕事場を共有することで多様なアイデアや情報が交わり、新しいビジネスやコミュニティーの創造を目指す。会員登録の申し込みを同日から受け付ける。(高島健、細川善弘)

 東京で展開するデザイナーや建築家らクリエーター専用のシェアオフィス「co—lab」(コーラボ)と連携。co—labでは350人超の登録メンバーが依頼に応じてチームを組み、さまざまな商品開発や企画提案を行っている。連携によってサンカクの会員が最新のクリエーティブ産業の情報や人脈を共有できるようにする。co—labの企画運営代表の田中陽明(はるあき)さん(45)=福井市出身=からサンカクの運営に関して助言を受ける。

 サンカクの名前には「ユニークな人材が集まってとんがったアイデアを打ち出し、福井の未来にどんどん参画していこう」という思いを込めた。スペースを貸し出すだけでなく、多様な人材の交流を促すイベントも随時企画していく。18日夜に音楽とアートを組み合わせたオープン記念のイベントを計画している。

 利用者が無料で接続できる無線LANサービス「WiFi(ワイファイ)」やコピー機、大型モニターなどを備え、自由に利用できる座席を24人分用意した。

 利用には会員登録費として3千円が必要。その上で月額3千円で座席を1日4時間まで自由に使える。会員以外でも2時間500円で利用できる。スペースは2時間2千円でイベント会場などとしても活用できる。使用料はいずれも税別。営業時間は午前10時〜午後8時。月単位で貸し出すシェアオフィスとして4区画あるが、すでに入居者が決まっている。

 3階フロアは、企画班記者がDIY(ドゥ・イット・ユアセルフ=日曜大工)で棚や机などを手掛けた空間。壁のペンキ塗りは、DIYに関心のある学生や親子連れらの協力を得て仕上げた。

 これからビルは、遊休不動産を活用したリノベーションまちづくりを目指す木守り舎の第1弾事業として7月にオープン。1階はカフェリビング「sumu」(すむ)を営業しており、フロア間の連携によるイベントなども視野に入れている。

 問い合わせはサンカク=電話0776(30)0606。メールはsupport@coworking−sankaku.com

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