女性客らがランチタイムを楽しむカフェリビング「sumu」=26日、福井市中央1丁目のガレリア元町商店街

 お客さまへのあいさつは、「いらっしゃいませ」ではなく「こんにちは」。「まちに住む人のリビング」をイメージしたカフェリビング「sumu」(すむ)の“ルール”だ。20〜30代のスタッフたちが、程よい親近感を持って、くつろいでもらえるような雰囲気づくりを心掛けている。

 sumuは、記者が参画するまちづくり会社「福井木守(きまも)り舎(しゃ)」が福井市中央1丁目のガレリア元町商店街にある空きビルを改修し、7月にオープン。県産小麦「ふくこむぎ」を使ったエッグベネディクト、同市越廼地区のイカへしこオイル漬けをドレッシングにしたジャーサラダなどのメニューを提供し、若い女性のリピーターの姿も見られ始めた。

 中にはスタッフと顔なじみになった人がいて、カウンター越しに会話が弾む場面も。大町哲哉店長(30)は「『アットホームな空間』って言ってもらえたりして、ゆったりと過ごしてくれるお客さんが多い」と目を細める。

 ホームページ(http://sumu−fukui.com/)では、営業スケジュールやメニューを随時発信。8月に入ってから、昼は日替わりパスタを追加し、夜は若狭牛や県産豚ロースなどの新メニューを大幅に充実させた。今後も地元食材をおいしく取り入れていく。

 そして3階は、企画班の手でデスクや棚を作ってきたコワーキングスペース「サンカク」の準備が大詰め。電気工事などに時間を要してずれ込んでいたオープン日も、めどが立ってきた。さまざまな人たちがアイデアや仕事も共有できる場に。「これからビル」は次のステージへ。(細川善弘)

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