福井県ゆかりのクリエイターらが福井の将来を語り合ったトークイベント=20日、福井市中央1丁目の福井北ノ庄クラシックス

 遊休不動産の活用でまちの再生を目指す「リノベーションスクール@福井」2日目の20日、トークイベント「僕らがつくる福井」が福井市中央1丁目の多目的スペース、福井北ノ庄クラシックスで開かれた。福井県ゆかりのクリエイターらが語り合い、福井のまちの将来を考えた。

 受講生による遊休物件での事業計画づくりと並行して、魅力的な福井人がつながって次の動きを生むきっかけをつくろうと、シンクタンク経営の内田友紀さんら東京在住の本県出身者有志が企画。県内外から約50人が参加した。

 「クリエイターの集合知で街を動かす」と題した対談で、都内でクリエイター支援のシェアオフィス「co-lab」を展開する田中陽明さん(福井市出身)は「福井でもco-labのような場ができれば、工場や職人とのコラボによる企画が考えられる」と提案。同市の古いビルを交流や学びの場とした「フラットプロジェクト」メンバーで県職員の藤田茂治さんは「小さくてもやりたいことを続けていけば共感を呼び、大きなものに育っていく」と語った。

 福井市のデザイン事務所「GOOD MORNING」代表の三田村敦さん、鯖江市のデザイン+ものづくり会社「TSUGI」代表の新山直広さんを加えた4人のパネル討論では「福井は個々のクリエイターの能力が高い。集団の力が出せれば、産業や観光ももっと活発になる」などの意見が出た。

 このほか、IT会社「jig.jp」社長の福野泰介さん(鯖江市)と、ヤフーでeコマース(ネット販売)を手掛ける佐竹正範さん(あわら市出身)が対談。参加者同士の交流会も開かれた。

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