福井市のガレリア元町商店街につくる交流と創造の拠点「ふくいこれからビルディング」のキックオフイベントを開いてから約1カ月。まちづくり会社「福井木守(きまも)り舎(しゃ)」では、6月のオープンに向けた準備を急いでいる。ビルの収支や運営と向き合う一方で、あらためて実感させられるのが、まちづくりはつくづく「人ありき」だということ。やっぱり、ここに戻ってくる。

 木守り舎のホームページ作成についての議論も、その例に漏れなかった。企業のホームページは、説明書きやデータを羅列した「カタログ」ではなく、「顧客とのコミュニケーションの手段」ととらえるべきだと、プロジェクトに協力してくれている経営者から教わった。

 今は、気に入った商品・サービスなら多少は高くとも選ばれる“こだわり消費”の時代だという。消費行動の決め手になりやすいのは、個人の価値観や共感であり、心に響くかどうか。つまり、企業側としては「自分たちの思い」を伝えていく必要がある。ネットでの情報発信であっても、「人」が見えてこそ効果があるというのは、なるほど納得。

 設立が昨年11月だったことを考えると大変遅ればせながら、ホームページ作成に先立ち先日、福井木守り舎のフェイスブックページを立ち上げた。本格的に具体化させていく「これからビル」の情報を、各自が随時つづっていくことにしている。

 メンバーからは「このページでは、なるべく『思い』を発信していこう」との声。空間づくりやメニュー考案、イベント企画などビルの過程が、見てもらえた人のアンテナにも引っかかってくれるようなら幸いだ。(細川善弘)

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