福井木守り舎が「これからビル」をオープンするガレリア元町商店街の空きビル(右)=福井市中央1丁目

 福井市中心市街地の活性化を目指すまちづくり会社「福井木守り舎(きまもりしゃ)」は、同市中央1丁目のガレリア元町商店街にある空きビルを活用し、交流と創造の拠点「ふくいこれからビルディング」を、6月を目標にオープンする。地産地消メニューの飲食店や、起業家らが共に働くシェアオフィス(共同事務所)を併設。まちなかでの新しい過ごし方、働き方、暮らし方を提案したい考え。4月5日にキックオフイベントを開き、ビルの利用者やスタッフの募集を始める。

 福井市の広場「ガレリアポケット」南隣にある旧服飾店「CALM(カーム)」の4階建てビルを賃貸し、リノベーション(新たな用途を前提にした建物改修)する。コンセプトは「福井の『これから』をつくる」。福井に根付く食文化や伝統工芸などを生かし、付加価値を持った商品・企画を生みだす場を目指す。

 異業種が交わりながら仕事をするコワーキング機能を持たせたシェアオフィスを3階に開設。月決め賃貸の入居者を含む利用者が、専門技術やアイデアを共有して新たなビジネスにつなげる。起業したり仕事の幅を広げたりしたいデザイナーやクリエーター、建築士ら多様な職種の活用を求めている。

 1、2階は飲食店。まちに「住む」をテーマにした「リビングレストラン」をイメージし、地元食材を取り入れた創作料理を提供する。店長候補や厨房(ちゅうぼう)・フロアスタッフを募集する。

 4階は住居とし、都市型居住を希望する人らの賃貸利用を受け付ける。ルームシェアなどの形態も相談に応じる。

 5日のイベントは午後1時から、改修前のビルを会場に開く。参加者に各フロアを自由に見てもらい、プロジェクト内容を報告する。

 メーンのトークセッションは、コワーキングスペースの運営者として「秘密基地」代表の岡秀樹さん(北九州市)と「Impact HUB Tokyo」の高野誠大さん(東京)、福井市でコワーキングイベントを開いている藤田侑平さん(あわら市)、シェアスペースを運営して起業支援に取り組む道廣喜子さん(永平寺町)の4人をゲストに迎え、これからの働き方などについて語り合う。

 軽食を交えた懇談会もある。参加費1千円(飲食代込み)。定員30人。申し込みは福井木守り舎=電話090(1312)2911。

 福井木守り舎は、商店街関係者らと福井新聞まちづくり企画班が参画して昨年11月に発足。遊休不動産のリノベーションによるまちづくりを掲げ、第1号物件として「これからビル」プロジェクトを進めている。(細川善弘)

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