まちづくり企画班の活動について発表する細川記者=18日、福井市のガレリア元町商店街

 中心市街地の空き店舗再生によるまちづくりについて考える勉強会「リノベーション・トーク」が18日夜、福井市中央1丁目のガレリア元町商店街の空き店舗で開かれた。まちづくりに関心がある約40人が参加し、県内外の先進事例を学びながら福井におけるリノベーション(新たな用途を前提にした建物改修)活用の可能性を探った。

 JR福井駅西口の各商店街でつくる福井駅前五商店街連合活性化協議会(五連)が18、19の両日に同商店街で開いたイベント「駅前食彩 秋の旨福祭(うまふくさい)」に合わせ、五連の加藤幹夫会長が呼び掛けた。会場は本紙連載「まちづくりのはじめ方」の企画班が、食のイベント出店のために記者自ら改装した空き店舗を利用した。

 東京でリノベーションに取り組む不動産業の石田竜一さん(福井市出身)は、都内の事例を紹介しながら「再開発で、どこにでもある大型の建物を建てても福井らしさは生まれない。古いビルを活用し、まずは地元の人が楽しめるまちになってほしい」と古里にエールを送った。

 古い建物を再生する事業を展開する東京R不動産の荒川公良さん(坂井市出身)は「1件のリノベーションは小さな変化だが、続けていくとまちに確実な変化が生まれる」と強調した。

 福井市内の古いビルを生かしたカフェ「フラットキッチン」を2010年にオープンさせたメンバーは、自分たちの経験談を披露。本紙企画班の記者も今後のプロジェクトの方向性を説明した。

 また、企画班は19日も旨福祭の一環で食のイベント「どれ選ぶ? 福井で見つけたランチBOX(ボックス)」を開いた。2日間でランチ500食を完売した。(高島健)

【ご協力感謝申し上げます】

 空き店舗を活用した食のイベント「どれ選ぶ? 福井で見つけたランチBOX」は18、19の両日、盛況のうちに無事終了しました。お越しいただいた大勢の方々に心より感謝申し上げます。おかげさまで早い時間に完売となり、お召し上がりになれなかった方にはおわびいたします。

 関係者の皆さまのご協力を得ながら企画した今回の手作りイベントは、県内各地を巡った「ふくいフードキャラバン」の集大成となりました。ただ、私たちにとっては通過点にすぎません。空き店舗の改修による常設店づくりを目指し、継続的なまちの活性化につながるよう行動していきます。自分たちは微力ながらも、まちのために何ができるかを真剣に考えていきます。

 福井新聞まちづくり企画班 高島健、土生仁巳、細川善弘、山口剛

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