福井県内各地の食や伝統工芸を深く知るには、地域の人たちと一緒にその魅力をアピールするイベントをやったら近道なんじゃないか―。そんな発想で始まった企画班の「ふくいフードキャラバン」。福井市越廼、鯖江市河和田の両地区を担当したが、準備を進める上で、動画を使った発信を常に意識していた。

 動画を通じ「福井は都会がうらやむほど、すてきに食を楽しめる場所」と表現したくて、会場のロケーションやテーブルコーディネートにこだわった。それを動画にしてネットに乗せれば、全国に、ひいては世界に福井の魅力を発信できる。協力してくれる地域にとっても、まちづくりの“武器”の一つになる。

 すでに越廼の動画は公開中。企画班のフェイスブックには「浜に行きたくなった」「文句なし、すてきな映像」などと、うれしいメッセージが寄せられている。フードキャラバンのお手本にさせてもらったノルウェーのイベント「フードスタジオ」にも引けを取らない仕上がりになったと思う。

 撮影をお願いしたのは、大野市のデザイナー長谷川和俊さん(30)。5月、ネットで見つけた長谷川さんの動画作品にほれ込んだ。半ば強引に事務所に押しかけて少々戸惑わせてしまったけど、企画の趣旨を必死に説明すると、「大野のまちづくりに多少なりとも関わっているので、気持ちは分かります」と快諾してくれた。

 完成した動画を見ると、長谷川さんはイベントの狙いをしっかり理解してくれていた。頼もしい仲間がまた1人増えた。

 フードキャラバン最新作「河和田編」は本日公開。このホームページからぜひご覧下さい。(高島健)

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