大野市長選の立候補予定者2人が討論を交わした公開討論会=6月7日夜、福井県大野市文化会館

 8年ぶりの選挙戦が確実となっている福井県大野市長選に向け6月7日夜、立候補を表明している元市職員の石山志保氏(43)=菖蒲池=と市議の高田育昌氏(57)=泉町=を招いた公開討論会が市文化会館であった。小中学校再編の現計画について、それぞれ「見直す」「白紙に戻す」と述べ、住民の意見を改めて聞き再検討する考えを示した。

 大野青年会議所が企画し、両氏が人口減少や市のビジョンなど質問事項を基に討論した。会場には約800人が訪れた。

 中学校を1校、小学校を2校に再編する今の計画について、石山氏は市民の声を踏まえ「そのまま進めるのは困難。学校数や再編時期をいま一度見直すことが必要」と主張。高田氏は子ども本位であるべきとし「計画を白紙に戻し、改めて学校の在り方から丁寧な意見交換をして慎重に考える」と述べた。

 市の最重要課題は「地域経済の活性化」と石山氏。中部縦貫自動車道の開通を目指して人口減少対策につなげたい考えを示した。高田氏は「(現在は)行政と市民の思いがばらばら」と指摘し「市政の流れを変えていかなければいけない」と訴えた。

 市長選は10日告示、17日に投開票される。

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