気象庁は2018年6月、コンピュータ(新スーパーコンピュータシステム)を更新します。

 気象庁に電子計算機が導入されたのは1959(昭和34)年です。小生は当時八丈島勤務で、気象研修所(現・気象大学校)で研修を受けているときでした。授業の一環として電子計算機室を見学した覚えがあります。

 当時はエアコンなど珍しい時代ですが、電子機器は高温と湿気に弱いため、部屋はエアコントロールされていました。人間さまより大事にされていると感じました。八丈島の5、6月の梅雨時は、月平均湿度が90%を超すじめじめした日が続きます。カビだらけになるので衣類は茶箱に密閉していましたから、そのように感じたのでしょう。

 現在の予想天気図はコンピュータで作成されたものばかりですが、導入当時はテスト段階で、現場では使用されていませんでした。天気予報を数値計算で求める発想をしたのは、コンピュータが実用化されていない98年前の1920年ごろ、イギリスの気象学者リチャードソンでした。

 1955年、米国で初めてコンピューター「IBM701」を使っての数値予報が始まり、1959年には日本で「IBM704」が導入されテストがはじまりました。その後、計算量を増加させるために5~8年ごとに更新して、今年は第10世代となります。

 コンピュータは年々改良されて、運用開始時の演算能力を1としますと更新毎に計算能力は一桁ぐらいづつアップして、今年は第1世代の1千億倍の演算速度があります。今まで以上にきめの細かい予報が可能になります。

 5月は県内全域で降水量は多く一番多いのは福井市で平年の173%降りました。平均気温は全県で高く高温傾向は三月から続いています。日照時間はほぼ平年並みでした。
 

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