初出荷を控え、収穫が本格化した福井梅=5月30日、福井県若狭町気山

 福井県若狭町を中心に生産されている県特産の福井梅の収穫が本格化している。同町気山の農家では5月30日、初出荷を翌日に控え、たわわに実った梅のもぎ取り作業に追われた。

 福井梅は種が小さく果肉が厚いのが特徴で、同町で県内の約8割を生産している。JA敦賀美方によると、過去3年間不作が続き、特に昨年は嶺南を襲った大雪の影響で出荷量が約600トンと低迷した。今年は開花後の天候が安定していたため量、質ともに良好という。出荷量は平年並みの約千トンを見込んでいる。

 31日に出荷が始まるのは、梅酒やジュースに適した早生品種「剣先(けんさき)」。町内で最も多く剣先を生産している吉田利明さん(47)は「今年の生育状態は良く、味も期待できる。ぜひ梅酒などを手作りしてみてほしい」と話し、一つ一つ丁寧にもぎ取っていた。

 梅干しに適した「紅映(べにさし)」は6月6日に初出荷。福井梅の初競りは6月7日、福井市中央卸売市場で行われる予定。

 
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