スペースキッズのサポーターを務める宇宙飛行士の山崎直子さん

 天体観測や施設見学を通じて宇宙や科学への興味を育む「スペースキッズ」に参加する子どもたちの質問に、サポーターを務める宇宙飛行士の山崎直子さんが答えてくれた。

 Q 宇宙飛行士の試験でつらかったことはありますか?

 A 閉鎖空間で1週間、缶詰めになりながら過ごしたり、一つ一つが何をテストしているのか、よく分からずに作業したりしていたので、緊張感はありました。でも、こんなこともやるんだとか、いろいろな人と出会うなど、楽しいことの方が多かったですよ。

 Q 宇宙でタマネギは栽培できますか?

 A 現在、宇宙船の中で自給自足できるようにするために「宇宙農業」の実験が進められています。タマネギの栽培はできていませんが、ロメインレタスは育てられました。油井亀美也宇宙飛行士が宇宙で収穫して試食したことも話題になりましたよ。

 Q 宇宙で暮らしていて体に何か変化はありましたか?

 A 無重力で歩く必要がないため、足腰の筋肉や骨が弱くなりがちなので、それを防ぐために宇宙船の中でも運動をしています。そのため、今は筋肉や骨は衰えずにすんでいます。また、骨と骨の隙間が圧迫されず、身長が2~5センチ程度伸びますが、地球に戻ればすぐ重力に押されて元の身長に戻ってしまいます。

 Q 宇宙滞在中にけがをしたらどうするんですか?

 A 事前に応急処置の訓練は受けていて(虫歯の際の抜歯なども)、仲間同士でできるだけ処置をします。ただ、緊急の場合は、緊急ボートを使って24時間以内に地球に帰還できるようになっています。今後、月や火星に滞在するようになると、すぐには地球に戻れないので、もっと研究が必要になります。

 Q UFO(未確認飛行物体)を見たことはありますか。

 A 私は残念ながら見られなかったのですが、宇宙は広いので、どこかにほかの生命がいてほしいなと思っています。

 【スペースキッズとは】スペースキッズとは、福井新聞社(福井信用金庫特別協賛)が宇宙分野の人材育成などを目指す「ゆめ つくる ふくいプロジェクト」の一環として結成した、宇宙や科学のことを学び体験する子ども組織です。

 ⇒「ゆめ つくる ふくい」のホームページを見る

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