奥村隆司社長(左)らを励ます桂米團治さん=5月13日、福井県あわら市温泉4丁目のべにや

 福井県あわら市温泉4丁目の老舗旅館「べにや」が全焼した火災で5月13日、落語家の桂米團治さん(59)が見舞いに訪れ、奥村隆司社長や従業員を励ました。

 米團治さんの父で人間国宝の故米朝さんは2005年にべにやでの落語会に初めて出演、その後、米團治さんもべにやでの落語会に出演するなど親子2代で親交を深めていたという。米團治さんは、13日にべにやで予定されていた落語会に出演する予定だった。直接お見舞いしたいと訪れた。

 米團治さんは午後1時40分ごろ現場を訪れ、応対した奥村社長や女将、従業員らに「先代からの”糸”が切れないよう、力を合わせて再建してほしい。微力ながら私も手助けしたい」と励ました。さらに「『かまどの神』や『火の神』を鎮めることも大切」などと話した。

 同社長は「お見舞いは大変ありがたい。まだ先のことをいえる段階ではないが、力を合わせて頑張りたい」と再建への意欲をにじませた。

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