過去4回の福井県知事選の結果

 福井県の西川一誠知事(73)の4期目の任期満了まで4月22日で残り1年。西川氏は態度をまだ明らかにしていないが、3月末に政治資金パーティーが盛大に開催され、「5選出馬は既定路線」との見方が多い。県議会(県会)に会派を持つ県内の主要政党は西川氏の表明時期をにらみながら、どう臨むのか。自民の一部や共産には対決姿勢を前面に新人候補の擁立を模索する動きがある一方、公明と民進は静観している。

 「西川氏が5選出馬を表明するなら、12月定例県会のタイミングじゃないのか。ずっと冬やったしな」。県会自民党のベテラン県議は、経験則からこう推測してみせた。

 西川氏が過去4回の知事選で立候補を表明したのは、初名乗りの時が2002年12月24日だった。その後の3回は12月定例県会開会日の提案理由説明の場で明らかにした。「5選出馬の表明時期も前例踏襲だろう」という見立てだ。

 「9月定例県会は福井国体・全国障害者スポーツ大会の直前だし、かといって6月定例県会では早すぎる。国体・障スポの成功後、12月定例県会でぶち上げるのが理想や」。西川氏に近い関係者は、先のベテラン県議が予想した通りのシナリオを思い描く。

 「ただし…」。この関係者は一呼吸置いて言葉をつないだ。「それは凪ぎの時や。『政界、一寸先は闇』っていう寸言があるやろ。政局次第で表明時期は変わると思う」

 政治家にとって、出馬をいつ表明するかは対抗勢力をけん制する有効なカードになる。西川氏は3月27日の政治資金パーティーで5選出馬に一切言及しなかった。最大の理解者の一人とされる福井商工会議所の川田達男会頭も、その後の30日の記者会見で「西川氏は県民に有効な政策を実行しており、幸福度日本一は最大の成果だ。もう1期引き続きやっていただいた方がいいと思う」との考えを示したものの、表明時期については「ご自身がお考えになること。私どもは全く関知していない」とけむに巻いた。

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