福井県内入りした蓮如上人御影道中の一行=4月20日、福井県敦賀市疋田

 浄土真宗中興の祖、蓮如上人の肖像画「御影(ごえい)」を、京都市の東本願寺から福井県あわら市の吉崎東別院まで門徒らが運ぶ「蓮如上人御影道中」が4月20日、滋賀県から福井県敦賀市に入った。福井県内最初のお立ち寄り会所(えしょ)である同市疋田の西徳寺では、住民らが沿道で手を合わせ出迎える中、一行の「蓮如上人のおとーりー」と力強い掛け声が響いた。

 御影道中は、越前吉崎を拠点に布教に当たった蓮如上人の苦労をしのぶもの。江戸時代に始まったとされ、今年で345回目。上人が歩いたとされる約240キロの行程をたどる。

 17日に京都を出発し、この日は滋賀県高島市から約30人の門徒らが御影を載せた輿車(こしぐるま)を引き、午後1時ごろ西徳寺に到着。一行が近づいたことを知らせる鐘が鳴ると、住民らが沿道に姿を見せ、静かに手を合わせた。

 西徳寺でお経を上げ、昼食をとった一行は再び出発し、宿泊先の同市新保の意力寺を目指した。責任者「宰領(さいりょう)」の宮地幹夫さん(79)=南越前町=は「無事福井に入ることができほっとしている。明日は最難関の木ノ芽峠越えだが、励まし合って元気にお運びできるよう頑張りたい」と話していた。

 吉崎東別院には23日夜に到着予定。法要の後、5月2日に東本願寺に向けて出発する。
 

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