朝掘りで収穫されたみずみずしいタケノコ=4月16日、福井県越前町蚊谷寺

 福井県越前町宮崎地区の特産タケノコの収穫が4月16日早朝、同町蚊谷寺や広野の竹林で始まった。丸々と育ったみずみずしいタケノコを農家が1本ずつ掘り起こしている。

 同地区のタケノコは粘土質の赤土で育ち「赤子」と呼ばれる。アクが少なく、甘くて柔らかいのが特徴。今年は残雪や低温が長引いたため生育の遅れが心配されたが、3月は暖かい日が続き、例年並みの時期に収穫開始となった。

 JA越前丹生筍生産部会長の武田哲さん(68)の竹林では、午前6時ごろから作業が始まった。地面からわずかに頭を出したタケノコの周りの土をかき分け、専用のくわを一息に振り下ろして収穫。武田さんは「新鮮な味を、たけのこご飯や煮物で味わってほしい」と話していた。

 収穫は4月末~5月上旬に最盛期を迎え、同JAは福井市風巻町の直売所「丹生膳野菜」などで、1キロ700円で販売する。今年は豊作が期待できる「表年」で、5月中旬までに約130トン収穫される見込み。

 
関連記事