自衛隊のイラク派遣部隊の日報問題について語る元防衛相の稲田朋美衆院議員=11日夜、衆院議員会館

 「ない」とされた自衛隊のイラク派遣部隊の日報(活動報告)が1年以上公表されなかったり、南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣部隊の日報が新たに見つかったりするなど、防衛省・自衛隊の隠蔽(いんぺい)が次々と明らかになる中、当時防衛相だった稲田朋美衆院議員(福井1区)が4月11日夜、福井新聞のインタビューに応じた。昨年2月、防衛省幹部に日報探索を求めた指示に「あいまいさはなかった」と強調。だがシビリアンコントロール(文民統制)については「重大な問題があると疑念を抱かれても仕方がない」と述べた。

 ―防衛相だった昨年2月、「イラクの日報は本当にないのか」と防衛省幹部に発言した。探索の指示だったのか。

 「事実をしっかり確認を、との趣旨だ。確認するには実際に探さないといけない。その場にいた統幕総括官は『再探索の指示として認識した』と言っているので、そごはない。口頭であろうが何であろうが、指示にあいまいさもなければ、不明確さもない」

 ―南スーダンPKOの日報を巡る特別防衛監察(昨年3~7月)の過程でイラク日報が確認されたのに、1年以上公表されなかった。さらにイラク日報が各部署で次々と見つかっている。

 「非常に驚いている。どういった事実関係で、なぜということを、防衛省が現在調査している。ただ1年間も公表しないのは、あまりにもおかしいんじゃないかと思う。南スーダンPKOの日報も2016年12月の段階で破棄したとのことだったが、それから1カ月以上たってから、あったと公表した。そのことを踏まえ『イラクの日報は本当にないのか』と確認をした。それだけに非常に遺憾だ」

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