中部縦貫道=2017年11月、福井県大野市上空から勝山方面へ日本空撮・小型無人機ドローンで撮影

 国土交通省が3月30日発表した2018年度予算配分で、中部縦貫自動車道の福井県内区間の事業費に過去最大の174億円が計上された。当初予算ベースでは過去2番目の規模だった前年度比約1・46倍。大野油坂道路の大野東―和泉間(14・0キロ)に109億円が計上された。2018年度中に県内区間最長となる荒島第2トンネル工事に着手する予定。

 174億円のうち、大野油坂道路は163億円。事業費が最も大きい大野東―和泉間は用地取得は完了し、荒島第2トンネル着手のほか、荒島第1の掘削工事がさらに進められている。

 和泉―油坂間(15・5キロ)の事業費は45億円。県高規格道路推進課によると、用地取得は9割完了しており、18年度以降にトンネルの掘削や橋りょうの建設を行う。15年度に事業化された大野―大野東間(5・5キロ)は9億円が盛られた。用地取得交渉を本格化する。

 昨年7月に全通した永平寺大野道路(福井北―大野間26・4キロ)の事業費は11億円で、現場の撤去などを行う。

 県は大野油坂道路について、北陸新幹線敦賀開業の23年春までに完成させるよう国に求めている。同課は「完成には年平均約250億円が必要となる」と説明。その上で、「大野油坂道路に注力するため、トンネル掘削などが本格化する19年度以降は、さらに予算を配分してもらえるよう、国に求めていく」と話している。

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