児童の合唱などが行われた三国駅舎の落成式典=26日、福井県坂井市三国町北本町2丁目

 福井県坂井市が整備を進めていたえちぜん鉄道三国駅舎が完成し3月26日、落成式典が開かれた。三国町旧市街地の玄関口として期待される。27日に供用を始める。

 市の同駅周辺整備事業の一環。1982年に建てられた京福三国駅ビルの老朽化に伴い、ビルを取り壊して昨年7月から新築工事を進めてきた。駅舎は木造一部鉄筋コンクリート平屋建てで約483平方メートル。旧市街地の街並みと合わせ、屋根を瓦ぶきにし格子を設けた。正面側とホーム側の壁の一部はガラス張りで、駅舎前からも電車が見える。

 駅舎内は木のぬくもりを感じることができる吹き抜け空間で、同市観光連盟の観光案内所やカフェ、手作り雑貨店が入った。事業費は約2億5千万円。

 約150人が出席した式典で坂本憲男市長は「三国のアクセスの拠点として多くの観光客が訪れる場になることを期待している」と述べた。えちぜん鉄道の豊北景一社長は「三国に活力が生まれるよう、市とさまざまな事業を展開したい」と語った。

 同市のシンガー・ソングライター、ヒナタカコさんや三国北小児童、三国高吹奏楽部が歌や演奏で完成を祝った。式典後、住民らが駅舎内に入り、明るく開放的な空間を体感していた。

 市は新年度以降も、駅舎前の広場の整備などを行う。

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