日本動物福祉協会が新たに公開した動画。犬の首根っこをつかんでいる(同協会提供)

 福井県坂井市内の動物飼育施設で一時約400匹の犬や猫が過密状態で飼育、繁殖されていた問題で、「乱暴な扱い」と指摘されている給餌方法について、福井県幹部は13日の県議会予算決算特別委員会で「動物の取り扱いは難しい。首根っこを持つことがかえって動物にとって逆にいい部分があるのではないか」と述べた。

 西本恵一委員(公明党)の質問に対する答弁。西本委員は「(餌やりで)首根っこをつかんで放り投げて、ケージに出し入れして、ものすごい乱暴な扱い。誰がみても、『明らかに虐待だ』という人が多いと思う。丁寧(な飼育)と言えるのか」とただした。池田禎孝健康福祉部長は「抱きかかえる方が動物にとってストレスを感じるところがあるので、そういう部分で対応がいろいろされているのではないか」とした。

 西本委員は「おかしいと思う。厳格な指導で最終的には(第一種動物取扱業登録の)取り消しなども検討してほしい」と訴えた。

 問題の給餌方法の動画をホームページ(HP)上で公開している公益社団法人日本動物福祉協会は「成犬を首だけで持ち上げ、振り回す行為は、呼吸困難や頚椎(けいつい)損傷のリスクなど、犬に肉体的・精神的苦痛を与えることになる」としている。

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