動物愛護についての著書と協力しているマンガを持つ杉本彩さん

 動物愛護活動に熱心に取り組む女優杉本彩さんは「さまざまな年代の方々に、動物を取り巻く問題を伝えたい」と従来の講演や署名活動に加えて出版にも力を入れている。2016年には書籍「それでも命を買いますか? ―ペットビジネスの闇を支えるのは誰だ―」を発刊。17年からビッグコミックオリジナルで連載が始まった漫画「しっぽの声」にも協力している。それぞれの担当者に作品を紹介してもらった。

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 ■「それでも命を買いますか? ―ペットビジネスの闇を支えるのは誰だ―」担当者の話

 著者、杉本彩さんは冗談で、「女優の仕事1割でEvaの仕事が9割です」とおっしゃるほどの熱意で動物愛護活動に取り組まれています。その覚悟で書き上げた本書には、ペットビジネスにまつわる目を背けたくなるようなおぞましい現実と、動物たちの命を救うために奮闘するボランティアの方々の姿がつづられています。本を手に取っていただき、一人でも多くの方にその事実を知ってもらうことが、今日もどこかで望まぬ死を迎えている動物たちの命を救うことにつながると確信しています。(株式会社ワニ・プラス 佐藤寿彦)

 ■「しっぽの声」担当者の話

 “ペットショップで売れ残った子犬と子猫はどうなるのか?”“ペットショップで《子犬フェア》と銘打って、割引されて売られることは何を意味するのだろう?”

 私たちが見過ごしがちなところに、ペット流通の大きな闇が見え隠れしている気がします。

 商品が大量生産され、流通にのって消費者にわたる。もちろん“欠品”が生じる--生体展示販売によってペットを売り続ける以上、売れ残るペットが出てきます。本来ならば殺さなくてもよい命が次々に生まれ続けます。我々はこの悲惨な現実から、目を背けてはいけません!! そんな怒りを胸に抱く方々によって漫画『しっぽの声』(ビッグコミックオリジナル連載中)は始まりました。

 食べるものも住むところも、ペットは自らの一生を決めることができません。そのすべてを人間に委ねて生きています。声なき声に、耳を傾けて寄り添えるのは人間だけです。(小学館ビッグコミックオリジナル 中村一雄)

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