越前時代行列の会場となる足羽川河川敷。現在は運び込まれた大量の雪で埋もれている=19日、福井市

 4月14日に福井市で行われる第33回ふくい桜まつりのメインイベント「越前時代行列」の会場が、今回の大雪で変更される可能性が出てきた。行列のゴール地点で各種ステージイベントが行われる九十九橋南詰と、臨時駐車場を設置する予定の花月橋南詰が雪捨て場となっており、大量の雪が積み上げられているため。実行委員会は月内に方針を決めたいとしている。

 花月橋の雪捨て場は、想定量の約4・8倍の雪を受け入れ17日に閉鎖したが、雪は橋と同じ高さにまで積み上がっている。24日まで開放予定の九十九橋は、19日時点で約15%が埋まっている。市は順次雪山を崩していく計画だが、一気に大量の雪を川に排雪すると流れをせき止める恐れがある。

 19日に市役所で開かれたまつりの実行委員会で、市は「雪捨て場の雪はかなりの量で、今後状態を見ながらコース変更も検討する必要がある」と説明した。

 当初の予定では、越前時代行列は県庁前を出発し、九十九橋を渡り足羽川左岸まで1・8キロを練り歩く。河川敷にはステージを設け、今年は20団体約600人が出演する。

 また3月31日から4月15日までのまつり期間中には、花月橋と九十九橋の間に露店が並ぶことになっている。

 市おもてなし観光推進課の黒田慶廣課長は「雪捨て場閉鎖後、いつまでに雪山を崩せるか協議する。今月中には方針を決めたいが、会場は極力変更しないようにしたい」と話した。露店の出店場所や機材の搬入にも影響する可能性があるという。

 ■足羽川の桜並木

 福井市中心部を流れる足羽川。木田橋から新明里橋までの左岸堤防沿い約2・2キロに連なる桜並木は、「さくら名所100選の地」に選ばれている。春になると、桜のトンネルの絶景を見ようと全国から多くの観光客が訪れる。

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