アラレガコの唐揚げと甘露煮づくりに挑む参加者=4日、福井市森田公民館

 福井市森田地区の住民でつくるグループ「公民館食堂」は4日、アラレガコ料理の勉強会を同市森田公民館で開いた。メンバー約20人が唐揚げと甘露煮をつくり、地区で親しまれてきた珍味に舌鼓を打った。

 同地区を流れる九頭竜川流域はアラレガコの生息地として国の天然記念物に指定されている。今では食卓に上ることはほとんどないというが、古くから親しまれた食文化を残し伝えようと、料理法の勉強を重ねている。

 今回は、来月4日に同公民館で開かれる「サクラマスサミット」での発表とアラレガコ料理の振る舞いを前に、勉強会を開催。県立大で採卵し、若狭高で養殖した約70匹を調理した。

 甘露煮はこれまで3日掛かりで調理したが、短縮するため圧力鍋を活用。炭火で焼いて水分を飛ばしたアラレガコを圧力鍋で煮て、砂糖やしょうゆで味付けした。参加者は「煮崩れせずできて良かった」などと感想を話していた。唐揚げは温度を変えて2度揚げ、骨まで食べられるように工夫した。

 甘露煮を刻んでご飯にまぶしたおにぎりと、2種類の味付けの唐揚げを試食。九頭竜川で遊んだ思い出話に花を咲かせつつ、料理の改善点について意見を出し合っていた。学級長の森壽子さん(65)は「前回料理したときより腕前は上がっている。地域の食文化をサミットで多くの人に知ってもらえるよう頑張りたい」と話していた。

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