国立健康・栄養研究所(東京)は17日、被験者の骨密度を調べる際、無資格の研究者がエックス線を人体に照射していたと発表した。約千人に延べ3千回照射していた可能性がある。1回当たりの照射量は0・01ミリシーベルトで、これまで健康被害の情報はないという。

 照射されたのは、22〜90歳の男女で平均年齢59歳。約10年間、栄養や運動が健康に及ぼす影響を調べる研究に協力していた。研究所は近く説明会を開き、直接謝罪する。阿部圭一所長は「協力者の気持ちを踏みにじりかねない事態。心より謝罪したい」と述べた。

 エックス線照射は医師や診療放射線技師ら有資格者しか認められない。

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