ボクシングの成年、少年の選手が集まり汗を流した合同合宿=8月12日、羽水高

白崎隼樹

 さらに、岸田委員長は続ける。「県内の高校から強豪大学に進む選手が増えた。その子たちが福井に帰ってきて指導者になったり、サポートをしてくれたりと、好循環が生まれている」。10年以上にわたる強化策。来年はその成果を見せる絶好の機会でもある。

 一方、西川理事長は「国体が終わったら終わりではない」と先を見据える。「少年をうまく育てられれば、自然と成年は強くなる。そのためにも、指導者となる人材をもっと増やしたい」と話す。福井国体を契機に県全体のボクシング熱をいかに高められるかが鍵になりそうだ。

 ■集大成 活躍で恩返し JA共済連福井 白崎隼樹

 福井国体を「競技人生の節目」と位置づける。「集大成になる。活躍して両親や先生に恩返ししたい」。柔らかな表情で言うが白崎隼樹(じゅんき)(JA共済連福井)の決意は固い。

 羽水高で始まったボクシング人生は順風ではなかった。「結果が出ないことの方が多くて、大学でも社会人でも続ける気はなかった」。それでも、リングに立ち続けてきたのは同校の岸田憲彦監督、切磋琢磨(せっさたくま)してきた兄佑磨(武生工高教)ら家族の励ましがあったから。「支えてくれた人たちへの恩返し」が大きな原動力となっている。

 ライトウエルター級では高身長となる身長180センチの高さ、リーチを生かした距離を取る闘いが武器。「相手に間合いを取らせず、自分のリズムで闘えば勝機は多い」と自信を見せる。愛媛国体は2回戦で敗れたが、元五輪代表候補に善戦。「手応えは得られた」と成長の跡を示した。

 24歳。気が付けば、年長の部類に入った。「個人競技だが国体は団体。福井県が総合優勝することが一番」。強い責任感を胸に、チームを引っ張っていく。

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