天皇杯(男女総合)成績の推移

 ■足かけ10年■

 「長年のジュニア育成が強さの基盤」。こう断言するのは都選手団総監督の板垣一典都体協専務理事。始まりは13年の東京国体。地元国体に向け5年前から小中高の育成事業をてこ入れし、各競技団体が競うように強化を進めた。さらに“追い風”も吹いた。13年9月、東京五輪の開催が決まった。「通常だと国体で終わるはずだが、競技力向上の流れが持続することになった」(板垣専務理事)

 成果を示すように近年は少年種別の活躍が著しい。今国体でも成年の得点は愛媛県を下回ったが、少年は200点以上引き離した。数年前から力を入れてきた「競技転向型の育成事業」も功を奏し、ボートや自転車、重量挙げなどの躍進も目を引く。板垣専務理事は「足かけ10年の強化がようやく実ってきた」と胸を張る。

 福井県が地元で天皇杯を掲げるためにはこの牙城を崩さねばならない。愛媛国体では7位と飛躍したが、あと1年で一押しも二押しも努力が必要といえる。板垣専務理事は自信ありげに言い切った。「福井さん、ガチンコ勝負をしましょう」。チームふくいの力量が試される。

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