連合福井の山岸克司会長との協議の前に、報道陣の取材に答える民進党福井県連の山本正雄代表=22日、福井市のユニオンプラザ福井近く

 元秘書の男性は21日夜、取材に対し、県連から打診があったことを認めた上で「安請け合いはできません。思案中です」と答えた。そして続けた。「政治の世界では、こういう話は最初に名前が挙がった人が消えていくんですよ」。その言葉通りになった。

 3年前の前回衆院選では選挙直前に1、2区から出馬するはずだった2人が立候補を断念。2区は現県議の辻一憲氏の擁立にこぎつけたものの、1区は候補者を立てられず、1996年の旧民主党結党以来初の不戦敗を喫した。

 候補者の最終調整は苦戦しているが、県連には「今度こそ1区に候補者を立て、自民党批判の受け皿をつくって」との激励の電話が相次いでいるという。山本代表は「1区は舌禍問題や防衛相辞任騒動があった稲田氏のおひざ元だから、全国の注目を集めている。候補者を出さないわけにはいかない」と力を込める。28日が濃厚とされている衆院解散をにらみながら、党本部とぎりぎりの調整が続く。

 1区は元防衛相の稲田氏が現職。共産党新人の金元幸枝氏が立候補を表明している。

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