角鹿中で半世紀続くフォークダンス=福井県敦賀市の同校体育館

 「かかと、つま先、イチ、ニッ、サン!」。福井県敦賀市角鹿中に半世紀ほど続く伝統のフォークダンスの行事がある。給食を配膳する時間になると、当番以外の生徒120人ほどが体育館に集まって一斉に踊り出す。給食がある日は毎日、小気味よい音楽が流れる中、掛け声に合わせて生徒同士が交流を深めている。

 行事が始まったのは1967年ごろ。当時、全校生徒数は現在の145人の5倍以上いた。配膳の時間に大勢の生徒がいると衛生上良くないと、体育館に生徒を集めるようになったという。

 1年生の上塚祐輝さんは入学直後は少し戸惑った。最初は「手をつなぐのも恥ずかしい」と思っていたそう。続けているうちに「だんだん慣れてきて楽しくなった」。生徒は少なくなったが、学年が違ってもお互いに交流を深める欠かせない行事だ。

 同校体育祭の最後の種目には、フォークダンスがある。かつて同校生徒として行事を経験した保護者らもダンスの輪に加わり、生徒と一緒に楽しそうに踊る。行事の運営を担当するレクリエーション委員会委員長の中川暁斗さん(3年)は「地域全体でつないできた伝統を今後も守っていきたい」と話した。

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