永平寺大野道路の全線開通で永平寺―勝山間の交通量は約4割増えた=7月8日、福井県永平寺町山

 中部縦貫自動車道永平寺大野道路の全線開通1カ月の交通状況がまとまった。永平寺―上志比間が開通し、大野まで全区間がつながったことで、福井県は永平寺―勝山間の交通量が1日当たり約1万3千台と全線開通前の約4割増になったと分析している。また勝山市の平泉寺周辺の7月の観光客数が昨年の約4倍増になるなど、観光面でも効果が表れている。5日の県議会提案理由説明で西川一誠知事が報告した。

 永平寺大野道路は7月8日に全線開通した。国土交通省福井河川国道事務所によると、永平寺―上志比間の開通後の交通量は平日1日当たり約1万3300台だった。これに伴い、他の開通済み区間の交通量も軒並み増加した。このうち上志比―勝山間は、全線開通前は平日1日当たり約8800台だったが、全線開通後には約1万2600台と約4割増になった。

 その一方で、永平寺大野道路永平寺―上志比間に並行している国道416号と勝山街道の町道部分の交通量は減少し、平日1日当たり約1万5千台から約5900台になった。これにより、国道416号上志比インターチェンジ前交差点では、朝の混雑時の走行速度が改善し、渋滞の解消がみられるようになった。

 永平寺大野道路永平寺―上志比間は開通前後の比較ができない。ただ、県は国道416号と勝山街道の町道部分の交通量の多くが永平寺―上志比間に移ったことなどを踏まえ、上志比―勝山間と同じく約4割増と分析している。

 一方、勝山―大野間の平日1日当たりの交通量は約2割増だった。

 永平寺大野道路の全線開通について、西川知事は提案理由説明で「大野市内のまちなか観光も15%増になるなど観光面でも効果が表れている。中部縦貫自動車道の全線開通に向けて人やモノの流れをさらに拡大し、経済の活性化につなげていく」と述べた。

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