柳田國男の「桃太郎の誕生」は「小さ子のものがたり」であるという。

 そして、気比神宮の旧本殿の梁に桃太郎の彫刻があったというのです。旧本殿は慶長19年(1614)の建立。残念ながら昭和20年7月、敦賀空襲でそれは失われたが、建築図面に桃太郎のお姿は残っているという。

 二つにパカッと割れた桃のなかに立つのは姿も凛々しき陣羽織姿の桃太郎、手には軍扇を持っている。この彫刻のあることで、気比神宮は「日本最古の桃太郎」の坐す社とずーっと言われてきたという。

 この祭りが海の神の祭りということ、海の女神が、海を渡ってその神の子を生むということ、その子の名は知れないが「小さ子」故、「桃太郎」と呼んでもいいような・・・。「小さ子」を追ってゆくと、桃太郎が見えてくる。という。

 詳細に関心のある方は、「別冊太陽 カタリの世界」をお読みください。私たちも、桃太郎や天神様に導かれるままに、今しばらくはこの本を導き手としながら「天神様の謎解き」を目指して更なる旅を続けていきたいと思います。